徳川家康が智謀を尽くして天下をとり、江戸幕府が統治をはじめたのは、歴史の必然のように思います。徳川幕府は鎖国をしていましたが、山崎素行が基礎を為し、本居宣長が古事記、吉田松陰につなぎ、明治維新に至る、滔滔とした流れを楽しんで読みました。大東亜戦争敗北の原因追及、結果の評価は納得がいきませんが…
応仁の乱に始まる戦国紛乱、群雄割拠の世。政権は織田信長から豊臣秀吉、そして徳川家康へと移っていきます。徳川幕府の下で太平の世を貪った日本は、黒船の来航によってその夢を破られます。攘夷か開国かで揺れるなか、歴史は天皇を中心とする明治維新へと動いていき、さらに大東亜戦争にいたる近代日本の歩みを辿っています。
- 作者: 平泉澄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1979/02
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (10件) を見る