「ブラック企業」を読みました。ブラック企業とは、暴力団のフロント企業のことではなく、「違法な労働条件で若者を働かせる企業」のことだそうで、過労で自殺者を出したウェザーニュースやワタミなどもその一社だそうです。著者自ら、世の中を見渡すと、なぜか、ブラック企業を批判する若者は「甘い」という議論が目立つそうで、「ブラック企業に入ったのは自己責任」などと言われるとのことです。妙に納得してしまいました。社会は自浄作用を持っています。悪い会社はどんどん摘発するべきです。しかし、全てが会社のせいだと若者に変な言い訳を与えるのは若者に対して非新設だと思います。
- 作者: 今野晴貴
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/11/19
- メディア: 新書
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