「はげまして はげまされて」を読みました。副題は「93歳正造じいちゃんの56年間の絵日記」です。奥さんが病に倒れてから死ぬまでが辛い場面です。「病院に行ったら、かあさんが苦しんでいた。点滴も半分で切り上げたという。食欲なく、昼食もとらない。風呂場からお湯をくんできて、かあさんの足を洗ってやる」(p.124) 昭和62年5月、帰らぬ人となりました。その後の20数年、男ひとりは辛いだろうなあと同情の念やまず。平成19年、「ママから電話が入った。…ママの告白。私も大好きよ、という言葉は本当ではないことがわかり、そのことを言ったらママは言うた記憶がないという。」(p.180) 平成22年、「家内の夢を見た。…お互い白装束であった。…sexどうか?と声を掛けたが、ここは病院だから、とことわられた。」(p183) リピドー(性衝動)は生命の根元かもしれない、夢忘れず、生きていこうと思います。
はげまして、はげまされて?93歳正造じいちゃん56年間のまんが絵日記?
- 作者: 竹浪正造
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 2011/10/04
- メディア: 単行本
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