「トットちゃんとトットちゃんたち」を読んで — 黒柳徹子さんの偉大さを改めて知る

黒柳徹子さんの著書『トットちゃんとトットちゃんたち』を読みました。この本は、黒柳さんがユニセフ親善大使に就任した1984年から1996年までの13年間にわたる活動をまとめた記録です。恥ずかしながら、黒柳さんがこれほど長い […]

『枯れてたまるか!』(デイヴィッド・ブラウン著)を読み返した。

定年前に読んだときは「本当にそうかなあ?」と少し半信半疑だったが、今はまさにその通りだと実感している。 生涯現役。これが健康寿命を伸ばす最良の方法だと確信しています。会社を興して8年、零細企業ながらも毎日忙しく働いてきた […]

「あきらめない」——在宅医療の先駆者・鎌田實先生の本を読んで

最近、鎌田實先生の『あきらめない』という本を読みました。あの「がんばらない」で一世を風靡した先生が、その数年後に書いた本です。実は鎌田先生、1948年生まれで、私より7歳上。なんだか親しみを感じる世代です。読み始めたとき […]

「AIは死なない」──『生物はなぜ死ぬのか』を読んで考えたこと

最近、印象深い一冊に出会いました。『生物はなぜ死ぬのか』という本です。 前半は、生物の進化と死のメカニズムを科学的に説いたパート。DNAの複製の精度、テロメアの働き、老化のプロセス……ざっくりと理解していたつもりの内容が […]

『日本神話の論点』を読んで──対立しても“抹殺しない”神々が教えてくれるもの

「神々の間に対立があっても、一方が抹殺されたり、価値を失うことはない。わが国の神話には異なる価値を認め合って共存しようとする文化が成り立った」(p.265) 本書の核心は、まさにこの一節に尽きると言ってよいでしょう。以下 […]

たちどまって、世界を見直す時間

——ヤマザキマリ『たちどまって考える』書 パンデミックが世界を覆い、私たちが立ち止まらざるを得なかった2020年。その特異な時間の中で書かれたのが、漫画家・ヤマザキマリ氏の随想集『たちどまって考える』です。 代表作『テル […]

「百歳は次のスタートライン」を読んで思い出した日野原先生の言葉

日野原重明先生の著書『100歳は次のスタートライン』を読みました。この本は、先生が99歳前後に語られていた内容が凝縮されたような一冊で、私自身、先生の講演を実際に拝聴した記憶がよみがえりました。あれは、先生が99歳のとき […]

「捨てる」ことで見えてくるもの――出口治明『捨てる思考法』を読んで

先日、ふらりと立ち寄った古本屋の100円コーナーで、ふと目に止まった一冊がありました。裏表紙に見覚えのある名前。――出口治明さん。以前、お目にかかったことのある方です。とても神経質で、正直少し気疲れするお話し相手だった印 […]

『好きなことだけで生きる』を読んで:軽やかに、でも自分に正直に生きるヒント

先日、『好きなことだけで生きる』という本を読みました。著者は日本在住のフランス人女性ジャーナリスト。NHKで5年間フランス語を教えていた経験があり、フランス政府から勲章も受けているという経歴の持ち主です。 本書は非常に軽 […]

「タモリ学」を読んで──“これでいいのだ”を支える自由の哲学

テレビからしばらく姿を消していた「ブラタモリ」が再開された。画面越しにタモリを見て、ふと「まるくなったな」と感じた。でも、あの“毒”が抜けたように見えるのは、社会が“ホワイト化”したせいなのか、それとも本人が変わったのか […]