シリアス映画「ニュルンベルク裁判」とドキュメンタリー「東京裁判」を視聴しました。両作品とも第二次世界大戦勝者の敗者に対する報復あるいは断罪の様相が色濃い内容です。国家と個人の狭間で悩む被告人の姿に、憐れみと怒りを感じました。「あなたのせいじゃない」と「ざまあみろ」という感情の錯綜です。ニュルンベルク裁判は論理的で感情的、東京裁判は「空気を読む」日本人と「空気の読めない」人々とのせめぎ合いです。インドのパル判事は国家に従っただけの被告人は全員無罪だと論じています。弁護人の一人は防衛戦争と侵略戦争は見分けがつかないと弁護しています。結果、数百万人の国民が死にました。その屍の上に今の自分が生きていると感じ入りました。
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