「ギグ・エコノミー」を読みました。副題は「人生100年時代を幸せに暮らす最強の生き方」です。「ギグ」とは、正規雇用ではなく単発の仕事基盤とした生き方です。フリーターなどもその範疇に入りますが、米国では37%が臨時雇用的な働き方をしているそうです。本書は、ギグで働くための教本となっています。これまでに読んだ「フリーエイジェント」「ライフシフト」の考え方の延長線上にあります。「インデペンデント・プロデューサー」も同じような概念です。時代が進んで一般的な生き方になってきました。高齢者もその考え方で生きていくことはできます。モノは買わないでレンタルする時代になりました。特に家と教育ローンはよく考えないと破産します。大変参考になりました。備忘します。
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ギグ・エコノミー 人生100年時代を幸せに暮らす最強の働き方
- 作者: ダイアン・マルケイ,門脇弘典
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: 単行本
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結局のところ、金銭面で成功しても、達成感が高まることはなかったという。人間関係だけが幸福の鍵となったのだ。ページ11
もっとも一般的なアプローチを、十分に稼げるギグを定めることだ。ただし、稼げるギグだけでポートフォリオを固める必要ない。固めるべきではないと言ってしまってもいい。収入はなくても価値を生み出すというギグはいくらでもあるからだ。ページ49
人間は不確かな状況に置かれると手元にある情報に囚われ、すぐに手に入る情報を過度に重視するせいで、潜在的なチャンスをはっきりと想像、想定、夢想することができない。ページ80
新しいチャンスをつかむとなると、弱い紐帯が鍵になってくる。新しい仕事が見つかる経緯を調査したところ、強い紐帯を通じて見つかった例は20パーセントにも満たず、80パーセント以上は弱い紐帯から見つかっていたという。ページ87
…発信したコンテンツを通じて人々を惹きつけるはインバウンド型人脈作りだ。やり方としては、投稿記事、ブログを書く、ソーシャルメディアで積極的に活動する、カンファレンスで講演する、イベント主催するなどがある。これらのプラットフォームを通じて向こうからこちら見つけ出してコンタクトしてもらい、そこから関係を始めるのだ。ページ88
ギグ・エコノミーで成功するには、適切なつながりを築くことが欠かせない。アイデアやチャンス、推薦をもたらしてくれる最高の源泉は人脈である。ギグエコノミーでは自分でチャンスを手に入れ、勤め先やギグ、プロジェクトを頻繁に変えるような計画を立てる必要があるので、他人と快くつながる方法を見つけることが成功の鍵となる。ページ112