なかなか難しい作文術です。この本に従って文章を書くのは至難だと思います。しかし、最後のおまけ、慣用句、例文集はとても有用な資料です。面白い。備忘します。

- 作者: 野内良三
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/05/25
- メディア: 新書
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オノマトペは2種類からなる、外界の音を転写する擬音語(ワンワンみしみし)と、生物・無生物の動き・状態、時に人間の心の状態を表す擬態語(ヒラヒラ、うじうじ)がある。多用すると品が無くなったり稚拙な感じを与えたりするので、とかく目の敵にされるが、その効果は捨てがたい。ページ17
推敲のための音読は是非お試しあれ。文章の欠陥が一読(一聴)で明らかになること請け合いである。ページ27
前章までで日本語作文術の基本はすべて説明した。ここでやろうとしていることは、作文に役立つ定型表現のリストを作成することである。だからこれまでと違って説明の出る幕はあまりない。もっぱら例示である。順を追って読む必要ない。興に任せて拾い読みをすればいい。ページ230