「つながり」を読みました。副題は「社会的ネットワークの驚くべき力」とあります。欧米で良書としてベストブックに選ばれているそうです。学術的で、実例は面白いものの、論理的で難しい本と感じました。177ページの口絵1は、1020人のネットワークを図式化したものです。実に興味深い図です。意味は「不幸な人びとと幸福な人びとは別々に固まる傾向ある。加えて、不幸な人びとはネットワークの周辺に位置することが多い。」とのことです。備忘します。
- 作者: ニコラス・A・クリスタキス,ジェイムズ・H・ファウラー,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/22
- メディア: 単行本
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人間が作り出すネットワークは、それ自体、生命を持っている、成長し、変化し再生し、生き延び、そして死ぬ。さまざまなものがそのなかを流れ、移動している。社会的ネットワークは、いわば人間のつくる超個体であり、独自の解剖学的形態と生理を持っている。