「東大のディープな日本史」を読みました。この本自体がディープです。白村江の戦いの顛末と、当時の東アジア状勢について理解できました。渤海や新羅が日本に朝貢していたとは、ちょっと驚きでした。藤原道長は、関白にならなかったそうです。当時、関白、摂政、太政大臣は飾りに近い役職なので、なっても意味がないと判断したとのことです。平清盛が政権をとれたのは、上皇という朝廷権力以外の権力が存在していたからとの説明は納得がいきました。さらに北条が将軍になれなかった理由(田舎侍なので)もよくわかりました。
この本は児島ひろゆきさんに差し上げます。彼なら楽しめると思います。
- 作者: 相澤理
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2012/05/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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