「経営学を使える武器にする」を読みました。古屋編集長の紹介(FB)で、即購入、読了しました。帯に「定石を極めてこそ革新がある」「競争戦略を考え抜き、事業に魂を!」とあります。準備編は「経営学の基本を頭に入れる」、経営学の復習です。忘れていることが多く、反省しきりです。読んでいない本は注文しました。実践編では造船会社(ツネイシホールディングス)の実例です。これが実に面白い内容になっています。公開を許可した経営者に感謝します。自社の戦略について考え続けることが私の役割であることを再認識しました。
この1年半ほど管理職30名に対して、自ら研修講師をしています。この本を読んで、研修の進め方に問題があることに気づきました。業務に差し障りのないよう、負担をかけさせないように配慮し過ぎました。要求水準が低すぎることに気づきました。もっと準備をさせ、もっと考えさせる必要があると痛感しました。今後、配布本の要約や自社事業への示唆を事前に準備させることにします。良書です。備忘します。
- 作者: 高山信彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/05
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 154回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
…読んでもらうなんて生易しいものじゃない。血肉になるまで、一文一文を徹底的に読み込んでもらうんです。ちゃんと読めているかを確認するために、要約してもらう。さらに、その内容が自社の事業に対してどのような示唆を含むかについてまとめてもらいます。この一連の作業を「要約と示唆」と私は呼んでいます。(p.78)