「フローカンパニー」(辻秀一著 ビジネス社刊)を読みました。北岡先生の推薦です。初めの70ページほど、フロー、セルフイメージ、セルフコンセプトといろいろな概念が出現し、シンクロできませんでした。しかし、読み進むうちに、これは、自分で実行していることが多いことに気づきました。若い頃、何人もの先輩から「君は優しすぎてリーダーにはなれない」と言われ落ち込みました。時は移り、「優しくなければリーダーにはなれない」時代になったようです。備忘します。
フロー・カンパニー“飛躍し続ける個人と組織に生まれ変わる法則”
- 作者: 辻秀一
- 出版社/メーカー: ビジネス社
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: 単行本
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…「とにかくがんばろう」では選手達のなかにある「とらわれ」は何も解消されない…「人生を変えよう」とi言い続けるのである。これは揺らぎにくいし、とらわれにくい、とてもよいフレーズだ。(p.61)
「勝ち組に入らなければ生き残れない」という危機感は、人の能力を引き出しそうな気がするが、…競争する前に気力が萎えてしまい。全体から見ると結果的に生産性を落とす…(p.91)
ジャパネットたかた…高田社長は…いつも社員に言っている…「一生にわたって学習していくという価値の存在こそが働くということの真の意味なんだ。それに気づけない人は、働くことがしんどくなる。私は、社員に対して、しんどいことを強いているのではない。どうかこの価値に気づいて欲しい(p.93)
偽フロー状態の人は、結果に対するコミットメントを自ら切り離してしまい、「ここまでやればよい」という範囲を勝手に決めてしまっている。(p.95)
確かに、孫が生まれたときのハッピーと、仕事で失敗した時のハッピーは違うけれど、何があってもハッピーだと受け止めることはできる。なぜなら、ハッピーというのは自分の心の中のことであるからだ。(p.160)
…「不快をなくす」という発想では、不快から逃れられないことがわかるはずだ。「快をつくる」という発想でしか、フローには生きられない。(p.162)
ポジティブ・ワードの代表格は「ありがと!」だ。(p.169)
人間には「一生懸命にやることが楽しい」と感じる遺伝子がある。結果の喜びとはまた少し違うが、何かに夢中になって、熱心に取り組むことそのものに、喜びを覚える特性を人間は持っている。(p.180)
…したがって、どんなことも自分の理由や自分が何をしたいのかという目標を自ら生み出さないとフロー状態にはなれない。(p.206)
人はその瞬間で物事をみられるとすごく不快になる習性がある。(p.213)
愛する生き方で大事なポイントは、期待よりも応援である。(p.222)
…行動の基盤になるモットーを明確にしめすことである。(p.229)
上司は、一生懸命やることの楽しさを部下に示し、教えればよい。褒めるとすればそこだ。(p.237)
…結果を重視するのではなく、その過程を重視し、変化を重んじ、プロセスを楽しみ、一生懸命の大切さを伝える。(p.243)