奥の細道
山本健吉「奥の細道」を読みました。現代語訳、原文、評論という三部構成です。「奥の細道」は、旅の数年後に推敲を重ねてできた作品です。曾良の随行日記によれば創作部分も随所に見みえます。芭蕉は、この旅の途中(出羽路あたり)で「 […]
雨月物語
上田秋成「雨月物語」を読みました。江戸後期に書かれた怪奇的な九つの短編物語集です。註や解説を頼りに、原文で読みました。よくわからないところは、YouTubeで1953年制作の映画で補いました。映画はこれら短編を横断的にま […]
本当はちがうんだ日記
「本当はちがうんだ日記」を読みました。学芸大学の古本屋で目にとまりました。発刊時、40代前半、現在は60歳台の前半の方ですので、ほぼ同世代です。一読して、すでに通過した感情が湧き上がりました。懐かしさ、口惜しさ、ほろ苦さ […]
日常は情報戦
「日常は情報戦」を読みました。ユーチューバーKAZUYA氏の著作です。私、長い間チャンネル登録しています。やや右ですが常識的なコメントが多く好感がもてます。動画の中で本を出版したとのことでしたので、早速、応援に購入、読ん […]
人間の生き方、ものの考え方
「人間の生き方、ものの考え方」を読みました。泰斗、福田恆存の講演録です。易しい言葉で難しいことを説いています。戦後の左翼的な言説が闊歩、謳歌していた頃、右翼的で本質的なことを語るのは勇気のいることだったでしょう。戦争に負 […]
ツクル論
「ツクル論」を読みました。若き畏友、三宅創太氏の著作です。5年前、彼のプレゼンを聞いてロビジー(ロボット協議会)に入会しました。論理的で、かつ「熱い」希有な方です。起業の頃の話なので今はさらに成長されています。今取り組ん […]
群島の文明と大陸の文明
「群島の文明と大陸の文明」を読みました。文明の価値観をすっきりと三つに分けて説明しています。すなわち、=生物学的生命・肉体的生命、= 霊的生命、=美的生命、です。どれも大事ですが、それぞれの文明が何を大事にしてきたかの解 […]
仕事と人生
「仕事と人生」を読みました。副題は「ラストバンカーの遺言」です。三井住友銀行、元頭取、西川善文氏の著作です。郵政改革をめざし、「かんぽの宿」問題で民主党に敗れた経営者です。 本書は、著作といっても、インタビューから編集さ […]
ウェルビーイングがありました
「むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました」を読みました。先週、神奈川大学の小倉教授からSDGsのレクチャーを受けました。説明の中で、「SDGs③は英文では【Good Health and Well-Bein […]
老人の美学
筒井康隆「老人の美学」を読みました。85歳の著作です。人は皆老いる、老いを恥ずかしがることはないのに、若者たちに嫉妬することもないのに、つい、イライラしてしまいます。老いても役割を見つけて淡々と処世するのは案外難しいです […]