『影響力の武器 戦略編』『実践編』を読んでから約4年。New!!

ふと立ち寄った古本屋で、手のひらサイズの『ポケットブック版』を見つけました。最初は要約かと思いましたが、これは著者による新しい書き下ろし。小さいながらも中身は濃く、何度も読み返したくなる一冊でした。 特に印象的だったのは […]

『日本神話の論点』を読んで──対立しても“抹殺しない”神々が教えてくれるものNew!!

「神々の間に対立があっても、一方が抹殺されたり、価値を失うことはない。わが国の神話には異なる価値を認め合って共存しようとする文化が成り立った」(p.265) 本書の核心は、まさにこの一節に尽きると言ってよいでしょう。以下 […]

たちどまって、世界を見直す時間

——ヤマザキマリ『たちどまって考える』書 パンデミックが世界を覆い、私たちが立ち止まらざるを得なかった2020年。その特異な時間の中で書かれたのが、漫画家・ヤマザキマリ氏の随想集『たちどまって考える』です。 代表作『テル […]

「百歳は次のスタートライン」を読んで思い出した日野原先生の言葉

日野原重明先生の著書『100歳は次のスタートライン』を読みました。この本は、先生が99歳前後に語られていた内容が凝縮されたような一冊で、私自身、先生の講演を実際に拝聴した記憶がよみがえりました。あれは、先生が99歳のとき […]

「捨てる」ことで見えてくるもの――出口治明『捨てる思考法』を読んで

先日、ふらりと立ち寄った古本屋の100円コーナーで、ふと目に止まった一冊がありました。裏表紙に見覚えのある名前。――出口治明さん。以前、お目にかかったことのある方です。とても神経質で、正直少し気疲れするお話し相手だった印 […]

『好きなことだけで生きる』を読んで:軽やかに、でも自分に正直に生きるヒント

先日、『好きなことだけで生きる』という本を読みました。著者は日本在住のフランス人女性ジャーナリスト。NHKで5年間フランス語を教えていた経験があり、フランス政府から勲章も受けているという経歴の持ち主です。 本書は非常に軽 […]

「タモリ学」を読んで──“これでいいのだ”を支える自由の哲学

テレビからしばらく姿を消していた「ブラタモリ」が再開された。画面越しにタモリを見て、ふと「まるくなったな」と感じた。でも、あの“毒”が抜けたように見えるのは、社会が“ホワイト化”したせいなのか、それとも本人が変わったのか […]

『ライフスパン - 老いなき世界』を読んで

老いは「治療できる病気」になるのか?──「老いは病気であり、治療可能である」 このセンセーショナルな主張を掲げた『ライフスパン - 老いなき世界』(デビッド・A・シンクレア著)は、ベストセラーとして話題になった本です。科 […]

論語の本から、心に残ったこと──ビジネスに効く古典の言葉たち

 先日、古本屋で小さな文庫本を見つけました。タイトルは『ビジネスに役立つ論語』。手のひらに収まるサイズで、落ち着いた装丁にも惹かれて思わず購入しました。[asin:4434220845:detail][f:id:tao- […]

『脳を味方につける生き方』を読んで──“演じる”ことで脳は変わり始める

“演じる”ことで脳は本当に変化する特に印象に残ったのは、「成功者になりたいなら、まず成功者を“演じる”ことから始めなさい」という考え方です。脳は“演技”と“現実”をはっきり区別できないという性質があり、行動を変えることで […]